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喜楽座での上映会を終えた。まさにリアル・ニューシネマ・パラダイス。
昭和世代には言わずと知れた裕次郎の出世作だそうで、私も辛うじてその程度の知識はあったが、実際には見たことがなかった。私が生まれるよりも前の1957年の作品なので無理もない。冒頭にロカビリー時代の平尾昌明が出て来たので、まずびっくり。裕次郎のドラムの音は、当時の第一人者白木秀雄。ファションといい街並といい、ストーリーといい、映像の処理といい、すべてが昭和、昭和、昭和。
映像が醸し出す昭和30年代の空気が建物の空間に広がって、何とも言えない感覚を味わった。シネコンでは絶対にあり得ない共有体験を感じさせる古き良き時代の映画館の1日限りの復活。ご来場くださった方には、きっと何が残ったはず。ひとつひとつこういう空間が失われていくのは残念なことだ。
建物内の撮影は「はならあと」期間中のみOKということなので写真はスクリーンのみ。是非、はならあと期間に喜楽座に足を運んでいただき、hirviの音楽を体験してほしい。
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by lastsalt
| 2017-10-09 19:25
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