
今年もアースデーならSouthが近づいてきた。第1回から音楽監督と司会をやって来た。「ずっと続けよう」という熱い気持ちがあるわけではないが、何となく毎年スケジュールに自然に組み込まれてしまっている。めんどくさいし、ひどく疲れるが、とにかく楽しい。最低限の準備でかなり大がかりなことが出来るのが面白い。そして何より関わっている人たちがみんな面白い。
「地球」のこととなれば、考え方や思想の違いは少しだけ越えやすくなる。言わなくてもわかってもらえるとは思うが、私はニューエイジにも、世界のグローバル化やNWOにも、極めて否定的な立場をとっている。
町村の合併だっていいことなんか何もないのに、国と国とがお友達になっても、何もかも効率優先で世界がつながっても、何かがそれほど良くなる事などあり得ない。頭の悪い連中がズル賢い連中に利用されるだけだ。
もっと小さくて丁寧な関わりが、「地球」と一番関係があると私は思う。「一匹の蜂がひとつの花の蜜を吸う」というようなことが、私にとっては重要なことだ。そういうメッセージを発信しているつもりでいる。
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by lastsalt
| 2012-03-27 01:23
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「友達への思いやり」という耳障りのよいことばの実質は、薄汚れた欲や利権にまみれている。
トモダチ作戦のデモンストレーションにまんまとハメられ、あるいはハメられたふりをして、「思いやり予算」を5年に延長して1兆円を計上しているが、被災地の復興が遅々として進まない背景には、国のこうした考え方、金の使い方にも大きな原因がある。
「思いやり予算」とは、金丸信防衛庁長官時代に政府が「思いやりの精神」と称し、1978年度から予算案に計上を始めたもの。その使い途は、在日米軍基地で働く従業員の労務費のほか、①基地内の施設や家族住宅などの光熱水料、②米軍厚木基地などで実施されている夜間離着陸訓練(NLP)を硫黄島で実施するための訓練移転費、③施設建設費など。あの日米地位協定でさえ、基地の提供以外の駐留経費は「日本国に負担をかけないで合衆国が負担する」(第24条)と明記しており、在日米軍の特権をさらに上回る特権をこちらから気をきかせて献上しているのである。もうちょっと平たくいうと、その予算の大半は、宴会係マネジャーや観光ガイド、バーテンダー、ゴルフ場など米兵の娯楽のための基地従業員の人件費に使われている。
もちろんアメリカの兵隊にも娯楽が必要だろうが、日本国民の基本的生活が脅かされているときに、どちらに金を使えばよいかは、政治家以外なら誰でもわかる。
額が大きすぎると庶民にはピンとこないが、1880億×5で約1兆円となるのだが、わり算すれば1日5億円以上になる。被災者20万人に月14万円弱を3年間支給できる額である。これを復興の一助としないのは気が狂っているとしか思えない。
アメリカ兵は日本の何を守るために、基地で遊んでいるのか。その馬鹿に金を出して遊んでいただく日本の政治家はもっと大馬鹿である。
民主党も野党時代は思いやり予算に反対していたが、あれは何だったのだろう。与党になると新しい友情が芽生えちゃったのだ。それが幼稚でヘタレな日本の政治であり、外交であり、国防の実態である。もう、この国は死んでいる。
市民が、個人が、もう少ししっかりせねば、生き残れなくなる時代が来る。

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by lastsalt
| 2012-03-25 15:02
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