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和世さん、安らかに。


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4月18日(火)
「真ちゃん、和ちゃん」の和ちゃんこと、阪口和世さんが亡くなった。
訃報は、ボサノヴァ・ユニットの相方Uribossaのメールで知った。「はじめの一歩」の福山さんの主催するオープンマイクデーに出演するため出かけたが、約束の時間になっても出演予定者の集まりが悪いので、どうしたことかと尋ねてみると、音楽仲間がお悔やみに出かけたためだとわかって、私にも連絡してくれたのだった。
入院されていた事も知らなかったので、突然の知らせにことばを失った。静かに振り返ると、いろんな記憶が次々に甦ってきた。
和世さんは生まれたときから、SMA(脊髄性筋萎縮症)を患い、歩くことができず車いす生活をしておられた。4歳から26歳までの長い期間、東大寺整肢園やパンダ病棟で入所生活をされた。私は、彼女のパンダ病棟時代、まだお互いに10代の後半に出会った。(当時)口数は少なかったけど、芯のしっかりした女性で、そのか細い手で書かれた文字はびっくりするほど達筆だったのを覚えている。
ちょうど合唱団パンダが生まれ、病棟の仲間の思いを唄にのせて伝えようと、「夢よはばたけ」のコンサートが計画され、私はそのバックバンドのひとりとして加わったのだ。私はベースを担当した。時々私のブログにも登場する弁護士の平尾君もそのメンバーのひとり。他の病棟のなかまとも親しくなり、音楽とは関係のないときも、度々足を運ぶようになった。私はみんなに池ちゃんと呼ばれ、平尾君はなぜかマメちゃんと呼ばれていた。
毎年3月末に定期公演をされていたが、私も仕事に就いてからは、年度末の超多忙な時期やプライベートな活動とも重なり、次第に足が遠のくようになってしまった。
実は、和世さんの「窓をひらいて」という詞に曲を提供している。調べてみると、今の合唱団パンダのHPの作品リストの中にもそれは残されていた。「窓をひらいて」は当時のメンバーもすごく気にいって、ウイングスのジュニアズ・ファームみたいなロックアレンジで録音したのだが、オケをとった段階で録音機器の故障やメンバーの離散などの問題があり、結局そのままになってしまっていた。
その後、和世さんは最愛のパートナーである真治さんと結ばれ、「真ちゃん、和ちゃん」としての活動を始められた。私の従兄弟である西山英介も時々、フォークサークルで出会ったりしていたようで、その活躍ぶりを伝え聞いてたが、なかなかコンサートにも出向く事ができずにいた。数年前まで、私はすべての土日に何らかの役割があったので、どうにも身動きがとれなかったのだ。マジで1年間ほぼ無休状態で過ごしてきた。
昨年ようやく、Salt&Uribossaで揃ってコンサートを聴きに行かせてもらって、久方ぶりの再会を果たすことができた。和世さんの幸せそうな姿と、すべてを受け止める真ちゃんの何ともいえない笑顔が印象に残った。ブログにある真ちゃんのメッセージを読めば、和世さんは本当に素晴らしい一生を真っ当されたのだと感じた。
和世さん、安らかに。
真ちゃん、これからもふたりはひとり。
しっかり彼女の生きた証を大切に守ってあげてください。
出会いがあれば、必ず別れがある。とてもとても難しいことだが、私も出会ったすべての人と、気持ちのよい「さようなら」が言えるような関係でありたいと願う。
合掌。
改め、合唱!
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by lastsalt | 2017-04-23 12:33 | Comments(0)