「春を呼ぶ会」に呼んでいただきました。昨年、はならぁとで、本当にお世話になった宇陀の報恩寺さんのお招きです。
3.11には、語り尽くせぬいろんな思いがあります。仙台や福島には今も友人たちが住んでいます。
セカンドアルバム「約束の場所へ」は3.11を強く意識した作品になっています。
大きなテーマは「喪失感」であり、すべてを奪われたように思えた時に生まれる歌や祈りについてでした。
20代30代は音源制作はしても、ずっとライブから遠ざかっていました。そんな私が再び人前で歌う様になったのも、実は、もうひとつ前の中越の震災が大きなきっかけでした。
自分の演奏で涙を流して喜んでくれる人がいる。慰められ、元気を取り戻してくれる人がいる。そんな出会いを通して「自分の」ではなく、音楽の力や素晴らしさを再認識しました。
相手意識をもって演奏を届けることの大切さを被災地の方々に教えていただきました。
8.15の平和のコンサートもそうですが、ちょっと特別な気持ちで準備しているところです。