seasoned with salt lastsalt.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

coolでhot 大真面目に遊び半分 それがいつでも上機嫌になれる塩加減


by lastsalt
プロフィールを見る
画像一覧

物言い


a0208786_13414814.jpg


ちょっと長くて面倒くさい話になるが、結論が出る前に、一国民として意見を述べておこうと思う。
先に取り上げた大相撲の気持ちよさは、土俵の中で白黒ハッキリつくところだ。
国会もそうであって欲しい。
国会の審判員は国民であるなら、「物言い」は必要だと感じる。

安部氏は、2月中旬の国会答弁で、「もし私の妻あるいは私がこの件(何らかの寄付あるいは土地の取得)に関与していたことが明らかになったら、私は総理大臣も国会議員も辞職する」と明言した。
私には、「関与はしていたけど、国会では明らかにはさせない」という宣言だとも聴こえた。原発を「アンダー・コントロール」できる敏腕ならば、出来るかもしれないと思わせる謎の説得力はある。
ひとつの事実を巡って言い分が食い違う場合、どちらかが、(あるいはどちらも)嘘をついている可能性がある。

安部氏夫妻が本当のことを言っているとすると、当然、籠池さんが嘘をついているということになる。籠池さんが嘘つきだとすると、一国の首相がとんでもないペテン師にまんまと利用されて、この大事な予算成立の為の国会を半分以上のっとられていることになる。このあたりの脇の甘さは、大いに反省しなければならないだろう。

逆に籠池氏が部分的にでも本当のことを言っているとすると、首相が自分の首までかけて、国家権力を総動員して私人をペテン師に仕立てあげたのだから、その責任の重さはメガトン級である。
いずれにしても、この国の現状は痛ましく、憂うべきものだ。
私のような一国民が普通に感じるであろう疑問点を整理してみた。
①なぜ、籠池氏は、国有地を8億円も安く手に入れられたのか?
②なぜ、大阪府と国は、経営も教育内容もいい加減な学校の開校 を認可したのか?
③なぜ、昭恵氏は、名誉校長を引き受け、そして事件発覚後辞め たのか?
④なぜ、昭恵氏は、「渡していない」「もらっていない」と言わ ず、「記憶がない」と言うのか。
⑤なぜ、「云々」も読めない人が、「忖度」などという、あえてわ かりにくいことばを頻繁に使うのか?

以下、考察を加えてみる。
①と②について
私は、大阪府私学審議会・梶田叡一会長の発言を重要視する。
「土地の取得がなければ学校なんか設立できないわけですから。それが大前提。ただ、森友学園は異例なんですよね。すでに土地を持っている、契約が結ばれているのが普通なんですが、今回はそれはなかった。しかし、確約があったんですね、国から。こちら(大阪府)で認可適当が出れば必ず国の審議会で森友側に土地が渡るようにしますと。」
この発言は、動画で放送されていた。国からの確約は、国から自治体への指示であり、意思が伺える。籠池氏が言った通り、安部学校を作る意思が外部にあったのだ。
ゴミ処理分の妥当な値引き論も、「先に値引きありき」という気がしないでもない。実際、とにかく「2017年4月に開校」に間に合わせるための雑な処理が、あとあと辻褄のあわない結果につながったのだろう。

③と④について
「教育理念はすばらしい妻から聞いている」と、安部氏も証言している。事件発覚当初、幼稚園児が「アベソーリ、バンザイ!」「アンポホーアン、バンザイ!」と声をそろえる映像が何度も流されたが、こうした実態を昭恵氏はすばらしいと評価し、首相である夫に伝えていたことは間違いない。そうした学園であることを理解した上で名誉校長を引き受け、講演だってしていたのだ。謝礼も受け取らず、寄付しなかったにしても・・・・。
そして、事件が発覚するや、その「不名誉校長」になるのは嫌で、とっとと縁を切ったのである。それが安部夫妻の品格であることは間違いのないことだ。メールやファックスのやりとり、FBでの役人を使っての言い訳もまったくいただけない。役人を巻き込みながら、都合が悪くなったら私人としての行動だったでは、誰も納得しないだろう。「記憶がない」というのは、「覚えていないけど、事実はあったかも知れない」と聴こえる。

⑤について
役人は、「忖度」という、カビの生えたような日本語を使って、(首相に使わせて)国民を煙に巻こうとしているが、一体全体何の為の、誰が誰に対する「忖度」なのか?あえて、何だか意味がわからないようにしようとしていることの意味はわからないでもない。
    
通常の因果関係を考えれば、「国有地の売却を急がせるために、政治家に関与させる」という図式以外はないと思うが、そうでないとしたら、財務省の許認可を与える担当役人は安部氏以外の誰の気持ちをどういう具合に「忖度」するというのか。

私の耳には、「安部氏の指示や命令ではない」という結論のために、無理して「忖度」ということばをひねり出したようにしか聴こえない。通常、役人は上からの指示を忠実に行うもの。指示もないのに、国有財産を安く払い下げたりするために忖度して便宜をはかるのはあり得ないことだ。昭恵氏付の経産省の職員が、所管違いの財務省にわざわざ独断で問い合わせるのはどう考えても不自然である。しかし、官房長官は、「これは谷さんの意思である」とハッキリ述べていた。

もし本当に、忖度した政治関与がなければ、それはそれで、国有地売却は財務省の重大なミスとして、違う観点で追求を免れないだろう。陳情に対するゼロ回答でさえ、あれだけ丁寧にしていただけるお役所には、今後もすべての国民の期待に応えるべく、その職責を果たしていただきたいものである。
[PR]
by lastsalt | 2017-03-29 13:42 | Comments(0)