「大きい紙のやつ、やろうよ」としきりに言うので、紙もさらに大きくしてやってみた。
前回は、私の予想に反して、「何かを描こうとした」彼だったが、「そうじゃない、意味のあるものやかたちのあるものを描くんじゃなくて、ただ好きなように色を塗るだけなんだよ」というメッセージをどうやら理解してくれたようだった。
3回目になるので、手順も理解して、いろんなことが少しずつスムーズに出来た。
「うまくかこう」とか「ほめてもらおう」とか、何も考えないで、ただ思いのままに紙に色を置くいう作業は、美術表現の原初的光景とも言える。
絵を描くって楽しいなあ。それ以外に何が必要なのか?!