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「夏のわすれもの」をどう訳す?


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Pruneでピアノを担当するMomoちゃんから、「夏のわすれもの」というタイトルはどういう英語が適当かという相談があった。HPを作るにあたって英語での紹介も企んでいるようだ。言われてみると難しい。

実はこのタイトル、小学校の国語の教材から拝借したもの。

主人公の少年は、夏休みにおじいちゃんに草刈りを頼まれながらも、それを果たさず連日の川遊び。そんなおじいちゃんが帰らぬ人となったその時も、救急車の音を聴きながら遊び惚けていた。ただ、そんな少年の遊びに一番の理解を示してくれていたのも当のおじいちゃんだった。少年は、おじいちゃんが死んでも涙も流さず、1週間後、また川に出かけて行く。おじいちゃんの残した麦わら帽子をかぶって・・・

このお話では、わすれものは、おじいちゃんがこの世にわすれていった麦わらぼうしのようでもあり、成長期にさしかかった少年がタイムリーにできなかったお手伝いや流せなかった涙のようでもあり。すこぶる単純な話なのだが、ジーンとくる何かがある。

というか、私もかつては(今も)頭がくらくらするほど夢中になって、何にも考えずにひたすら遊んでいたなーと。しかし、人間いつまでも何も考えずにいることは不可能な生き物なのだ。

私がつけたタイトルにも、さまざまな含みがある。曲を聴いて感じるものを大切にしていただければ、間違いはないけれど。わすれものとは、わすれてしまうときには、すぐそばにあるのに気づかず、気づいたときには、遠く手が届かないサウダージなものなのだ。

そして、「夏のわすれもの」に気づくのは、やはり季節の光や風が変わったあとのことだろう。
by lastsalt | 2016-09-12 22:40 | Comments(0)