原爆死没者慰霊碑に刻まれた「過ち繰り返しませぬから」ということばの主語が曖昧であることにいろいろな意見がある。
先の戦争の責任を天皇や軍人や政治家だけに押しつけたり、また逆にかばったりして、「右だ」「左だ」という雑な論争には首を突っ込みたくない。ただ、はっきり言えることは、これからおこるかも知れない戦争には、誰も「私は知らなかった」とは言えないということ。
・・・・耳を澄ませば戦争の足音が聴こえる。
もう2度と愚かな戦争を繰り返してはならない。どんな価値観や考え方を持っていたとしても、この思いだけは共有しなければならないと思う。そんな願いをこめて、今年も長岳寺で歌ってきた。
平和について
〜War is over? (If you want it)〜
イケモト タツヤ
夏が来るたび 思い出すのは
この抜けるような 青い空から
爆弾が落ちた 悲しい日のこと
そして今も 痛みは消えない
ただ 戦争がないことが 平和なんかじゃないってこと
そんなことなら いやというほど味わった
戦争を知らない 子どもたちは
平和のことも 本当は知らない
そんな退屈や いらだちや不安が
再び戦争を 起こす引き金に なるのだろう
同じ過ちは 繰り返させない
同じ過ちは 繰り返させない
WAR IS OVER (IF YOU WANT IT)