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天皇陵の考古学


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京都の大学で「天皇陵の考古学」についてのお勉強。
①天皇陵治定の歴史〜古代から近世へ〜
②創られた欠史8代の天皇陵〜神武天皇陵はいかにして決められていったのか〜
③2つの継体天皇料〜大田茶臼山古墳と今城塚古墳〜
④八角形をした7世紀の天皇陵〜舒明天皇から、天武持統陵まで〜

80分×4本 

古代史好きの私にとっても、かなりマニアックな内容だった。聴くのも大変だが、喋るのも大変だったろう。すでに退官されている名誉教授は一日喋りっぱなし。休憩時間の個別の質問にも丁寧に答えておられた。

長い日本の歴史の中で、天皇というのは特別な存在であったことは間違いない。それぞれの時代に、時に天皇はその力を行使し、時に利用されてきた。その陵の位置関係や規模や副葬品は、歴史の真実を証言するはずだが、宮内庁は発掘を許さず、客観的情報を公開しない。

ヘイトスピーチや安倍政権礼賛に見られるような排外の心理や歪んだナショナリズムも、天武や桓武の出自に関する事実をはじめ、さまざまなルーツが明らかになれば、意識は大きく変化するのではないか。国体を守るためのねつ造は正史であっても、本当の歴史ではない。

天皇の生前退位が語られ、戦後の曖昧な平和を守って来た日本国憲法にも、いよいよ手がつけられようとしている。象徴である天皇という存在について、ひとりひとりの国民がしっかり考えなければならない。

憲法が保証してきたはずの人権や自由を「象徴としての天皇」は持てなかったと言ってもよい。では、それを奪ったのが誰か。天皇は国民の何を象徴しているのか?

国益とは決して国民の利益のことではない。
by lastsalt | 2016-08-05 21:49 | Comments(0)