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パネルクイズ25


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ボサノヴァユニットの相方であるuribossa氏からのメールに、自分を構成する9枚という画像が貼り付けられていた。これは、自分が影響を受けたアーチストの音源のジャケットを縦横3枚ずつに並べて配置したもので、最近ツイッター上で流行っているらしい。

uribossa氏は、誰かに何かを暑苦しく強要したりする人ではないが、送られてきた画像には「Saltさんもやってみたら?」というメッセージが含まれていないわけではなかった。

しかし、自分を構成する9枚を選べと改めて言われてみると、意外に難しいものだ。私の音楽遍歴をたった9枚のレコードで語るのは容易ではない。それは、時にラジオから流れてきた曲だったり、ライブで耳にした曲だったり。曲やミュージシャンとの出会い方もさまざまだ。

アルバムをひとつのコンセプトをもった作品としてとらえられるものもあれば、その日その時の演奏の記録として作られたものもある。せっかくなので、これを機会に、今まで聴いてきた音楽を丹念に振り返ってみたが、9枚に絞るというのは絶対に無理だと気がついた。それを画像にするソフトがスマホ専用に出回っていることも突き止めたが、私はガラケーなので、実際に手持ちのCDを並べて撮影することにした。しかし、ここでも問題があった。よく考えれば、私の音楽の根幹をなすものの大半はLPレコードである。

「ああでもない」「こうでもない」と、正解もなければ、殆ど誰の為でもない作業を続けて1週間。ようやく選びに選んで25枚。そのアルバムというよりは、ミュージシャン主体で選んだ。最初は9枚。一行一列ふやして16枚。まだ無理だと、さらに増やして25枚。

中心にはやはりボサノヴァがある。しかし、ド真ん中はジョアンではなく、トム・ジョビンかな。でも、すぐ横にジョアンがいて、ジャヴァンがいる。周辺には、マイルスやビル・エバンス、チェット・ベイカー、カーラ・ブレイといったジャズ系ミュージシャンがいる。ロックに少し重心のあるものとしては、イギリスでは10CC、アメリカではスティーリー・ダンが圧倒的に好きだ。ベッカー&フェイゲンやゴドレー&クレームの凝った音作りには触発され、多大な影響を受けた。

映画好きの私にとっては、エンニオ・モリコーネやバート・バカラックというスクリーン系のソフト・ミュージックも外せない。ニーノ・ロータやヘンリー・マンシーニは外れた。クラシックではドビュッシーやフォーレやサティなどのフランス近代物を代表してラヴェルを一枚セレクト。クラシックはレコード芸術というのとはちょっと違うので少し控えめにした。実は、ショパンのピアノやロシアのバレエ組曲もけっこう好きなのだが・・・。

クラシック系のクロスオーバーなものとしては、ストルツマンを入れた。同じクラリネットのベニー・グッドマンは外した代わりにビッグバンドのグレン・ミラーを入れた。  

女性ヴォーカルも大事なコンテンツ。一番の声の好みはカレン・カーペンターで、声はそんなに魅力的ではないが、キャロル・キングの楽曲のクオリティーは他を圧倒している気がする。アル・ジャロウは、私にとってはナット・キングコールからの系譜の正当派シンガーで、このアルバムに関しては、バックバンドのフュージョン系ミュージシャンの実力も凄く、アレンジの完成度も半端ない。マイケル・フランクスは、AORの中では、最もボサノヴァよりの脱力系だが、半音を多用したメロディラインの甘味とアレンジも渋みのバランスが絶妙。これはトミー・リピューマのプロデュース力だろう。ボビー・コールドェルやボズ・スキャッグスは残念ながら僅差で選外となった。しかし、ステージに関しては、ボズ・スキャッグスがマイケル・フランクスに圧勝だ。どちらも生で見たけど、マイケル・フランクスはレコードとの落差がかなりある。

高校時代、一番熱心に聴いたのは、実はプログレッシブ・ロックだ。あれこれ聴きまくったが、キングクリムゾンやジェネシスやピンクフロイド等を代表して、イエスを選んだ。ただし、ロンリー・ハート以前のオリジナル・イエスである。プログレバンドはメンバー交代が激しいので、アルバムごとに色合いがかなり違う。クリムゾンのデビュー・アルバムで歌っていたグレッグ・レイクは、ELPのメンバーになって、先頃亡くなったキース・エマーソンとともに活動するようになるが、彼はイエスの3枚目のアルバムにも参加している。イエスの黄金期のメンバーであったビル・ブラフォードは、後期のクリムゾンに加わることになる。

忘れてはならないのは、ボブ・マーレー。レゲエにもずいぶんハマった時期があったが、私が好きなのはマーレー以外ではスティル・パルスだけ。スティル・パルスの演奏を私は最前列で聴いた。1曲目の演奏が始まった途端に、なぜか涙が溢れた。あんな経験は後にも先にもなかった。

そして、やはり何と言ってもビートルズ。しかし、あえてビートルズで選ばず、ジョンとポールを別々に挙げた。それほどの巨大なタレントだと今さらながら思う。さらにポール・サイモンとスティービー・ワンダー。そして、そのスティービーも惚れたというアカペラのテイク6。彼らの初来日のステージは、マイク6本のみのシンプルなものだったが、素晴らしいパフォーマンスだった。

そんなこんなの25枚である。レコードは全て持っているのにドアーズを入れなかったし、ギター小僧の癖にクラプトンもベックも選ばず、ツッペリンやパープルも入れなかった。結果的に、邦楽は一枚もなかったが、全く聴かないとか、影響がないとかいう訳ではなく、むしろ洋楽邦楽問わず聴く方ではあるが、こんな風に選ぶと一枚も残らなかった。あえて一枚選ぶとすれば何だろう。大瀧詠一のロングバケーションだろうか。

映画や本でもやってみようかな。
Commented by まこ at 2016-04-03 19:53 x
全然、音楽に詳しくないので、最初の10人のうち、ビルエバンスしか知らないと思ってたら
カレンカーペンターが出てきて、私も女性シンガーで一番好きなので嬉しくなりました。
しかも、男性シンガーでは、ステいービーワンダーが一番好きで、
LP殆ど全部持ってます。
本気で、ステービーワンダーの付き人になりたいと夢見てた若い日が懐かしい。
それにしても、ソルトさんは、半端なく幅広いですね。
Commented by lastsalt at 2016-04-03 21:39
カーペンターズは、レオン・ラッセルの曲を取り上げたリチャードの才能に驚きます。S.ワンダーは、インナー・ヴィジョンズと、ホーター・ザン・ジュライとミュージック・エイリアムをCDで持っています。レコードでも数枚持ってました。一番聴いたのは、キー・オブ・ライフとトーキング・ブックかな。披露宴でもハッピー・バースデーがかかってましたね。レイトリーはライブでもよく歌います。
Commented by りんごダディ at 2016-04-10 06:41 x
私のルーツはやはりパンクにあり、それの影響で少しだけ60年代後半まで遡り、あと80年代,90年代ですね。ほぼほぼロックです。

Saltさんのはやはり昔10歳ぐらい歳上のギタリストが口にしてた名前がたくさん出てきました。
しかしいろんなジャンルが出てきますね。
パンク小僧を自称する私がジャンル分けするのも可笑しいですが...

私も映画大好きなので、今度は映画でやってください。見てみたいです!


Commented by lastsalt at 2016-04-10 20:51
パンクは、カウンターカルチャーであり、やはり英国の特殊な背景があってのものという印象が強いです。ジョン・ライドンは確かにユニークだったですね。「パンクは破裂する瞬間の出来事で、自分たちに追従するものはもはやパンクじゃない」みたいなことをインタビューで言っていたのを読んだこともあります。ポリスやジャパンは初来日を見に行きましたよ。ポリスは日本で発売される前から、FMでチェックしていました。ニュー・ウエイブという表現が初めて使われたのは、XTCを評してのメロディーメイカー誌上だったと思います。 XTCの屈折したポップ感覚は悪くないです。演奏はひどいものですが、ジャムは好きでした。ポール・ウエラーは歌やギターはイマイチですが、優れたソングライターだと思います。後に組んだミック・タルポットのユニット、スタイル・カウンシルは日本でもずいぶん流行しましたね。NYパンクは個人的には、あんまり好みではありません。
Commented by lastsalt at 2016-04-10 22:27
それと、パンクの背景に英国の歴史や当時の風俗文化の状況があるように、その音楽を聴いていた私自身の心理的状況が大いに反映されているので、何をセレクトしていても、単に個人的な思い出の域を出ません。◯◯入門のためのお薦めて的なものとなると、違うものを選ぶと思います。
by lastsalt | 2016-04-03 18:52 | Comments(5)