中学時代の友人たちとの再会。友人が経営する割烹料理店の一部屋で小さな宴。幹事のN君の呼びかけで母校田原本中学を訪ねる。といっても校門の前に5分ほどいただけだが、40年近く前の封印されていた記憶が不意に蘇ってきた。
時間は不可逆な連続した流れであり、「今」というときは特急列車で通過する駅のように、とらえどころがありそうでなさそうで、それでいて確実に「過去」へと流れて行く。それぞれが過ごしてきた時間が交差する点が、それぞれの「未来」にとっても意味のあるものであって欲しい。
今回の主役であるサンディエゴ大学教授のI君は、てっきり数学の先生だと思っていたら、心理学をやっているというからびっくりした。そちらの専門分野についてもゆっくり語り合いたいものだ。