6年生の教室で授業をさせていただいた。
初めに入学式の際に新入生をサポートしている写真を見せ、続いて、歓迎の歌の時に、よそ見をしたりおしゃべりしたりしている場面の写真を見せた。そして、どうしてこんなに素敵な君たちが、あんな態度になってしまうのか、その原因を考えさせた。
「もっと6年生らしくしなさい」「しっかり声を出して歌いなさい」「最上級生として下級生のお手本になりなさい」と連呼したところで、子どもの心にはあまり届かない。
順番に3クラスを全部まわる予定である。そして、毎回全員に発言してもらおうと思っている。できれば指名せず、自ら挙手して全員に語らせたい。写真と本格的に向き合って2年目。「人を励ます」というワンステップ目を踏み外した感覚が残っていては、2歩目はないと思っている。
下の写真は、今日は使わなかったが、また何処かで使おうと思っている。違うところに視点を置けば、違う景色が見えることは子どもにもわかる。そうすると、少しずつ周りの様子がはっきり見えて来るはずだと思う。
私は、どんなに正しかろうが、誰かに価値や判断を押し付けられるのは嫌だし、押し付けるのはもっと嫌だ。自分で感じて、自分で考えて欲しい。反発でも何でもいい。自分のことばで返せる人間に鳴って欲しい。