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by lastsalt

狛犬


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狛犬は、「高麗犬」と表記されることもあり、朝鮮半島から来た犬と説明されていたりもするが、そのルーツは古代イスラエルにある。ソロモンの王座のひじかけの脇に二頭の雄獅子が立っていた。(Ⅰ列王記10:19)これは紀元前10世紀のことだ。それがシルクロード通って、ペルシャ、中国、朝鮮を経由して日本にやってきたのだ。日本では神社の社殿の左側に口の開いた「阿形:あぎょう」と、右側に口の閉じた「吽形:うんぎょう」が併置され、(社殿に向き合うと左右は逆)一対をなしている。二頭とも狛犬と呼ばれているが、犬ではなく獅子である。

右側にいる狛犬は実は獅子ではなく一角獣だ。確かに古い狛犬には角があるものが多い。実はこの獅子と一角獣は、古代イスラエルのユダとエフライムを象徴するものだと考えられている。その根拠は旧約聖書にある。創世記49:9に「ユダは獅子の子」という記述がある。又、申命記33:17には「彼(ヨセフ)の牛の初子には威厳があり、その角は野牛の角。これをもって地の果て果てまで、国々の民をことごとく突き倒して行く。このような者がエフライムに幾万、このような者がマナセに幾千もいる。」とあり、この「野牛」が「ユニコーン」と訳されたことから混同がおこる。「一角獣の英語unicornは旧約聖書をギリシア訳する時に、大きな野生の牛R'emのヘブライ語を一角獣mono kerosとし、ラテン語でunicornusとなって以後誤伝したもの」とウィキペディア「一角獣」の項にある。

日本の信仰や習慣にはユダヤの影響を受けたものが多いが、聖書の信仰とユダヤの陥った偶像礼拝と日本の土着信仰とが混じりあっているのであれこれとややこしいのだ。しかし、エゼキエルの預言によると、「神である主はこう仰せられる。見よ。私は、エフライムの手にあるヨセフの杖と、それにつくイスラエルの諸部族とを取り、それらをユダの杖に合わせて、一本の杖とし、私の手のなかで一つとする。あなたが書き記した杖を、彼らの見ている前であなたの手に取り、彼らに言え。神である主はこう仰せられる。見よ。わたしはイスラエル人を、その行っていた諸国の間から連れ出し、彼らを四方から集め、彼らの地に連れていく。」(エゼキエル37:19〜21)とある。

これがもし、狛犬が象徴する日本のどこにでもある神社信仰と関連しているとすれば、終わりの時代に日本で興味深い価値転換がおこるのではという期待を持つ人たちが少なからずいるのもわかる。私もそうした興味から30年にわたって日ユ同祖論はB級ネタとしてゆる〜く追いかけている。(先日紹介した本棚も1列は完全にユダヤ本である。)

最後に阿吽の話だが、「真実です」を意味するヘブル語のア−メンが2~3世紀にインドに入り、サンスクリット語でオウム(真理)AUMという言葉に移され、(だからオウム真理教という命名になった)日本に渡って来て、A・UMが「阿吽」となる。ギリシャ語では、「わたしはアルファであり、オメガである」(黙示録1:9)となる。これは「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」(ヨハネ14:6)と言われたイエスのこと。

人はこの世に生まれ落ちると口を開いて泣き、死ねば口を閉じる。いや、ただ口をパクパクしてるだけか?獅子舞もその2種類しか口の表現はないし・・・などと半分真面目に.半分ふざけて、子どもたちを引率しつつ、雨の中の神社で考えていたのだった。
by lastsalt | 2014-01-11 00:12