seasoned with salt lastsalt.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

coolでhot 大真面目に遊び半分 それがいつでも上機嫌になれる塩加減


by lastsalt
プロフィールを見る
画像一覧

EACH TIME


a0208786_6101798.jpg
a0208786_694699.jpg


1980年と1984年に制作された大瀧詠一のこの2枚のアルバムは、日本の音楽市場最高水準のアルバムであると思う。マニアックなサウンドオタクである大瀧氏は、日本の音楽史にも詳しい。年末にたまった仕事や片付けをしながら、You Tubeで「日本ポップス伝」を聴いていたが、その驚異的な蘊蓄と分析能力に感心した。(これは実にすぐれた番組)そして僭越ながら、「この人はけっこう私に似たところがあるなあ」と妙なことに感心して、ますます興味をもった。EACH TIMEが発売されて30年となる2014年には、リマスター・バージョンが発売されるそうだ。

EACH TIME以降の長過ぎるブランクについて、大瀧氏は15年間作って後の15年はそれを分析する時間に当てたと語る。やってるときはそれほど考えていない。やることと語ることは別の能力だ。イチローが自分のバッティングのVTRを見ながら解説するように、実践出来ること、それを解説できることを兼ね備えた人間がいる。自分も音楽についてはそうでありたいのだと・・・。ただ印税暮らしで遊んでいたわけじゃないようだ。

私はことばの虚しさを知っているつもりだが、だからこそ、自分のことばで限界まで正確に語りつくしたいという希望はある。時に立ち止まり、振り返り、なぜ自分はそれを拒み、これを選んだのか、それを嫌い、これを好んだのか。どうしてそれをこんな風に作ったのかをちゃんと整理しておきたいのだ。

忙しい常日頃も、どうでもよさそうなことをいっぱい考えているSaltではあるが、年の暮れの道楽として、さらにどうでもよさそうなことを殊更詳しく追求してみたくなる。
[PR]
Commented by Luke at 2013-12-31 12:00 x
なんだか、大滝さんが亡くなったとか・・・。このタイミングは何なのでしょう?
Commented by lastsalt at 2013-12-31 17:15
Lukeさんのこのコメントで知りました。まさにこの記事の日みたいですね。ビックリしました。会って是非とも話してみたい人でした。音楽を熟知している天才的なサウンドクリエーターでした。大瀧氏の才能については、アカデミズムを極めた坂本龍一も「この人はいったいどこで音楽を学んだんだ」と驚嘆したと書いていました。

多分、小坂忠さんを通して福音には触れているとは思いますが、信じたという形跡はないですね。残念です。
Commented by Luke at 2013-12-31 19:44 x
あ、そうでしたか。彼のこと何か知っていて記事にされたのかと思いましたが。大動脈乖離だそうですが・・・。音楽を極めるって、惹かれますね。ヨロシク!
Commented by lastsalt at 2013-12-31 20:40
いえいえ、全くそういうわけではなかったのです。急死だったようですね。自殺とかじゃなくて、まだホッとしてます。加藤和彦が亡くなったときは、友人の北山修(元フォーククルセダーズのメンバーで精神科医)は相当なショックだったようです。私も生き延びている分、もう少し音楽のことを理解し、楽しみたいと思っています。
by lastsalt | 2013-12-30 06:35 | Comments(4)