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半身の馬


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先日のNHK日曜美術館で、夭折の画家「神田日勝」の特集があったので録画しておいた。時間が出来たので観ることにした。うまく感想が書けないが、強く惹かれる何かがあった。

人は何の為に表現し、また他者はその表現から何を読み取り共有しうるのだろう。「絵画の価値や意味とは何だろう」と、改めて考えさせられた。

ベニヤ板にペインティングナイフで描かれた、その表現スタイルや技法もユニークだし、シンプルなモチーフが開拓農民としての生き方とあまりにも直結している。

感動しつつも、自分も「ものを半分だけ描くシリーズ」とかやってみようかな・・などとちょっとふざけたことを考えていた。


神田日勝

1945年の終戦から1960年代まで戦後の開拓農民として生き、同時に、ものの本質にせまる克明な描写によって、戦後日本の具象絵画に異彩を放つ作品を残したこの画家は、最後の完成作【室内風景】と前半身だけ克明に描き出された【馬】(絶筆)を今の私達の時代に残したまま、あるいは美術そのものへの本質的問いかけを遺したまま、32歳8ヶ月の短い生涯を閉じた。彼が生きた時代は、戦後日本の高度成長と資本主義の矛盾や弊害がさまざまな形で広がっていった激動の時代と重なっている。
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by lastsalt | 2013-06-28 01:32 | Comments(0)