私の家の周辺は、バイクでチョイ走りするにはいい道路がたくさんある。ダム湖の周りに鋪装していない道路を発見したので走ってみた。ところどころぬかるんでいたり、凹凸があったりしてタイヤをとられる。それがまた面白い。
バイクに乗ると眠っていた感覚が甦ってくる。風や振動を感じる皮膚感覚がいい。エンジンや街の音の変化を聴いたり、流れる景色や車の動きを衰えつつある目で追いかけたりといったことが、生き物としての感覚を研ぎ澄ます。
子どもの頃、仮面ライダーを見ても、ワイルド7を見ても、全くバイクには興味がなかった私だが、オヤジになった今、バイクで遊ばせてもらっている。何かを始めるのに遅すぎるということはないし、遅いスタートだからこそ、味わえることだってあるような気がする。
今年はさらに思いがけないことにチャレンジしようかな。