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校歌


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私の先の投稿を見た福島のReiさんが、母校の校歌は草野心平の作詞であることを教えてくださった。これが直筆だそうだ。

同じく先の投稿を見た大宇陀時代の教え子である東向君が、「先生のもじ見ると、小学生にもどりたくなります(笑)」とコメントを入れてくれていた。

文字には上手や下手を越えた味がある。草野心平の文字、実にいい。
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by lastsalt | 2016-04-30 22:06 | Comments(2)

ケルルン クック


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5年生で「春の歌」(草野心平)を教材に授業をした。

春のうた        
         草野 心平
  かえるは冬のあいだは土の中にいて春になると地上に出てきます。
  そのはじめての日のうた。

ほっ まぶしいな。
ほっ うれしいな。
みずは つるつる。
かぜは そよそよ。
ケルルン クック。
ああいいにおいだ。
ケルルン クック。
ほっ いぬのふぐりがさいている。
ほっ おおきなくもがうごいてくる。
ケルルン クック。
ケルルン クック。
 
4年生の最初に習う詩を5年生でやり直すことには意味があった。彼らは一応この詩を知っているし、多少はわかった気持ちでいる。しかし、今回授業の鍵を握ったのは、ねらいどおり記憶の曖昧な子、つまり昨年、この詩をしっかり学ばなかった子たちだった。表層的な解釈を覚えていたり、ことばの断片や言い回しを覚えていたりするのは、単なる知識の断片であって、知力ではない。そうしたことを体感させたいという願いが常にある。

だから、知っている子の固まった答えを繋ぎ合わせて、予定調和に結びつけるのではなく、「わからない」や「勘違い」から、学びを展開させ、深めていきたい。

単元のめあてに「詩を楽しもう」と書いてある。「詩を楽しむとはどういう事だろう」と子どもたちに問いかける。それは「詩を味わう」ことである。味わうためには「何度も声に出して読むこと」が絶対条件で、その美味しさを深く味わうためには、「みんなで分ち合うこと」が大切だと確認した。そして、味わう読みを得るためには「相応しい読み方」を知ることが大事で、その為には「詩のことばの意味をしっかり確かめ」なければならない。それはことばの裏側にあるものをことばとことばの間に作者が隠したものを見つける作業でもある。

学習は常に4人を基本としたグループでの話し合いをベースにする。それは披露宴のテーブルのようなもので、その中で教材の味わいを楽しみながら、学びを深めるのである。進行役である授業者はタイミングを見ながら、全体に戻す。テーブルにはマナーがあることも話した。フォークやナイフで皿を叩き出してはいけないし、口にあわなくても「まずい」などと言ってはまずい。

子どもひとりひとりの感じ方の違いを認め合い分かち合うことを大切にしながら、作者の思いに迫っていく。BGMとして、川のせせらぎの音を鳴らした。何種類かの大きさの蛙を持って行き、蛙の数や大きさや視点を意識させた。

黒板に、4回繰り返される「ほっ」ということばを抜いて、詩を書いた。この空欄に入るのは何だろう。3択で、「よっ」「ほっ」「ぴょっ」の中から選ばせた。ほとんどの子は、正しい答えを覚えているので、「ほっ」に手を挙げた。しかし、「よっ」「ぴょっ」にも手が挙がる。理由をたずねると、「よっ」に挙げた子は何となく、「ぴょっ」に挙げた子は「蛙がぴょんぴょん跳ねるから」と答えた。「答えは『ほっ』だとわかっていても、『よっ』でもいいかなと思う人は?」と問うと、誰も反応はなかったが、「ぴょっ」には、数名手が挙がった。

「ほっ」という正解は4種類の色紙に書いていった。どの色のイメージがぴったりかを聴いてみると、ピンク色に一番手があがった。二番目はオレンジ。「あったかい」「うれしい」イメージだそうだ。黄緑が三番目。これは「蛙の色」だから。そして最後は茶色。「蛙が出てきた土の色」だから。音読にも色のイメージを持つと声に変化が出るだろう。

では、4つの「ほっ」はどう違うのだろう。最初の「ほっ」は、土から出て空を見上げてまぶしい。2つ目は周りを見て春を感じて喜んでいる。3つ目や4つ目はさらにいろんな春を見つけていることが、しっかり読み取れてきた。

さて、この4つ目の「ほっ」に続く、「おきなくもがうごいてくる」とは何だろう。「くも」は、空の雲か、虫の蜘蛛か?

この課題をグループでの討議の中心にした。意見が分かれたが、虫の蜘蛛は少数派で、参観していた先生もほぼ空の雲派だった。

「おおきな」や「うごいてくる」という表記が気になる。いったい何と比べてどれくらい大きいのか。「うごいている」ではなく「うごいてくる」のは、どんな方向へ、どんなスピードで動いて来るのか。ここで、秋の夜の会話を紹介した。

秋の夜の会話  
        草野心平

さむいね
ああさむいね
虫がないてるね
ああ虫がないてるね
もうすぐ土の中だね
土の中はいやだね
痩せたね
君もずゐぶん痩せたね
どこがこんなに切ないんだらうね
腹だらうかね
腹とつたら死ぬだらうね
死にたくはないね
さむいね
ああ虫がないてるね

これを読むと、くもは蜘蛛にも思えてくるが、特に正解はない。なぜなら表記は「くも」だから。どちらでもいいのだ。どちらも正解にしてしまうほど、「ケルルン クック」は、あまりにも明るく軽く、生の喜びを肯定している。もちろん蛙は蜘蛛を見たかも知れないし、空も見たかも知れない。

最後に作者草野心平が福島県出身であり、原発事故の影響で、この蛙の子孫たちは安心して春を迎える状況にないことを話して、授業を閉じた。
 
「彼(註 草野心平)は蛙でもある。蛙は彼でもある。しかし又そのどちらでもない。それになり切る程通俗ではない。又なり切らない程疎懶ではない」(処女詩集「第百階級」高村光太郎による序文より)
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by lastsalt | 2016-04-30 02:48 | Comments(0)

殺風景


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殺風景な校舎に差し込む光が、その表情を一変させる。
積みわらであっても、蓮池であっても、そしてボロボロの校舎であっても、
その表情を決めるのは光である。
その光を私たちの目と心がどう感じるか。
見ているものと見えているものは違う。
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by lastsalt | 2016-04-29 11:49 | Comments(0)

愛のムチムチ


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飲むのもしごと、泣くのもしごと。
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by lastsalt | 2016-04-24 18:48 | Comments(0)

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プロフェッショナルとは・・・・

皆さんならどんなことばを付け加えられるだろうか?

かなり前になるが、カリスマ美容師が無免許で大バッシングを受けるという事件があった時に、何だかしっくりこないものがあった。どうせ、腕の悪いプロ美容師が、酒の席かなんかで偶然耳にした「実は俺、忙しくて試験受けてないんだよね」などというネタを拾って、妬みから内部告発したに決まっているからだ。

プロや職業を保障する基盤のいい加減さと本当の実力との乖離が見られるのは、美容師の世界だけではない。ある技術を生業とするためには、経済を成立させねばならず、そこにすでに存在しているシステムに絡めとられるという側面が必ずある。

もちろん未熟な技術のまま、あさっての方向を向いたセンスでデカイ口を叩いているだけでは、商ビジネスのリフトに乗せてももらえない。しかし、リフトが作られている山はビジネスとは関係なく存在し、雪はビジネスの為に降るのではないから、足さえあれば誰でも登ることができ、スキーさえあれば誰でも滑ることができる。

やってみて気持ちがいいかどうか、見ていてすごいかどうかは、そもそも誰かに決めてもらうものではない。ものの値打ちは多数決なんかでは決まらない。

前置きが長くなったが、大原治雄というアマチュア写真家(そんな風に紹介されていたので)の写真集を購入した。
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by lastsalt | 2016-04-23 11:09 | Comments(0)

環境問題


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PCブースのパーテーションと、的当てコーナーのオバケが出来た。
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by lastsalt | 2016-04-19 22:42 | Comments(0)

これで貼れるや!


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今年は担当学年の関係で居心地のよかった教室を追い出されてしまった。新しい教室は教材室の戸棚で仕切られた半ば物置のような部屋。あんまりなので、抽出授業の開始までに可能な限り部屋をきれいにすることにした。戸棚の裏を段ボールで全面掲示板に改良。ここに子どもたちの作品などを飾る予定。幅材は版画用の残りインクをローラーで塗った。4つ切り画用紙を縦にも横にも少し浮かせて貼れるようになっている。全部真っ黒に塗ろうかと思ったが、暗くなりすぎるので、土壁風なイメージにした。試しに、去年の海遊館のカレンダーをバラして貼ってみた。
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by lastsalt | 2016-04-18 22:47 | Comments(0)


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今日は風のきつい日だった。
バイクで走っていると、ハンドルをとられそうになった。
昨日あんなに綺麗に咲いていたチューリップも無惨な姿に。
猫たちは、「僕のせいじゃない」と猫たちは言いたそう。
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by lastsalt | 2016-04-17 21:25 | Comments(0)

庭の花々


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小さな庭の小さな花たち。
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by lastsalt | 2016-04-16 18:47 | Comments(0)

明暗


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ボクシングほど勝敗の明暗がはっきりするスポーツも珍しい。グレーがすべて悪いわけではないが、グレーな世界にいると格闘技が気持ちいい。

同じ四角いフィールドでも、教室はリングよりずっと甘いことが多い。本当は決して甘くはないのだが甘えている。教室には甘えてしまえる要素もある。見えざるレフリーとジャッジの声に耳を澄まさなければ、定年まで甘え続ける教師もいる。

節制して鍛えあげた者でなければ、簡単に子どもの前に立つべきではない。実はグレーにも明暗がある。そして、丁寧に明暗を読めば、はっきり勝敗がついているのもわかる。その物語はボクシングよりもさらに繊細だ。
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by lastsalt | 2016-04-13 23:12 | Comments(0)