子どもは劇化で盛り上がる。2年生の定番「お手紙」での役割演技。
スイッチが入って、テーマソングまで作り、大サービスのお手伝い。
先日、大宇陀で久しぶりに会った演劇クラブ「大宇陀発電所」の元ヒロインが、15年前の台詞を覚えていてくれたのには感激した。私も普段はほぼ記憶から消えているが、思い出しながら語り始めると、むかし書いた演劇の台本をかなりしっかり覚えていることに自分でも驚いた。
かつての劇団員がそばにいると、次々といろんな場面が甦ってきた。
大宇陀にいた9年間のうち、7年間は演劇クラブを指導していたのだが、毎年本当に楽しかったなあ。あの頃は土曜日も学校があって、みんな弁当持ちで頑張ったのだ。
子どもたちの能力やニーズに応え、いろいろなジャンルのものをやった。auのCMを先取りしたような「平成御伽草子」やミュージカル「夢がかなうなら」。コメディ「がんばれ古本興行」やシュールな実験劇「やまびこ」。当時の世の中の動きともリンクして、佐賀バスジャック事件を取り上げた「バスジャック」や、諫早湾の干拓を扱った「干潟が泣いている」などの社会派作品も作った。2回に分けて2度ずつ演じた「ふたりの王様」はいつか絵本にしてみたい力作。さらに漫才や落語まで。体育館のギャラリーや床下を使って場面転換を工夫し、衣装やライティングにも力を入れた。
私は演じるのは苦手で裏方専門だが、演劇は楽しい!!
2年生でも、すでにうまい子はいる。
鍛えてやりたいなあ・・・と、ウズウズ。