「隙あらば怠けよう」「学校のものなんて汚れてようが、壊れようが気にもならない」という風潮は確かにある。効率と採算だけ考えて建てられただけの古びた建物など綺麗にする気がおこらないのもよくわかる。子どもは大人の都合で動いてなんかくれない。でも、ちょっとスイッチが入るとまるで様子は変わる。
ここ数週間の間に、男どもが遊んでいて2本箒を折ってしまった。折れたものは怒鳴ってもつながらないので、どこにどんな風に力を加えたらそうなったのかを本人に再現させ、支点、力点、作用点の勉強をした。さすがに「てこ」のテストはみんな良くできていた。
今日の一枚は、なかよしコンビでのベランダそうじ。「窓拭きもこんな風にすると楽しいよ」と拭き方を伝授すると、素直に真似してキャッキャと盛り上がり、時間いっぱいがんばってやってくれていた。おかげで窓はピカピカに。
ちょっとしたことで、教室の中も窓の景色も明るくなる。